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[本]アド・バード

ざっと感想をば。

珍妙な生物がたくさんいる世界が舞台で、兄弟が親父を探しにいく話。最初は設定がよくわからなくて、理解しにくかったけど、中盤あたりでわかり始めてからは面白くて、一気に最後まで読んでしまった。
キャラがそれぞれ個性的で、いかにも椎名誠らしくて、とてもいい。後半に出てくるC4なんかは、最高ですな。すっげー癒しキャラだ、奴は。
なんでアド・バードなのかわからなかったけど、これも終盤で納得。うーむ、微妙に哀しいお話だな、コレ。
将来、広告が発達して、壁が喋りだしたら相当不快だろうなぁ。追加料金で静かな部屋に移れるってw


そういえば、これ読んでて、ふと水棲という小説を思い出した。似てるんだよなぁ、雰囲気が。ていうか、キャラが。


アド・バード



アド・バード


著者:椎名 誠
出版社:集英社
出版日:1997-03

おすすめ度:

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この調子で椎名誠の本を読み進めていこう。一時期みたいに。